KJ996オタク。

「本当に探していたのは黒の方」

と書きましたが、実はコレは色の違いだけを言ってるのではなくて、黒が正真正銘日本国内版のKJ996初期モデルなのです。
グレーの方はUSAモデルで、【Ｎ】のマークが大きいし2000年以降の中後期モデルだと思います。
まぁ、こっちも今や廃盤なのでGETできて嬉しいです。
初期と中後期モデルを真面目に見比べたのも初めてだし。

比較する前に一寸プチ知識。。
NBって新開発のモデルはその時最高の技術と素材を注ぎ込みます。だからお高かったりする。
発売してから人気が出れば、同じクオリティか若しくは更に改良してマイナーチェンジを繰り返します。（やりすぎて新モデルが誕生したりもあったけど）
逆に売上が伸びない時は、コストダウン化をはかってクオリティを下げる事もあるのです。
JK996は正に後者で2年くらい前に出たレザーモデルの復刻版は、それはもう泣きたくなるほど別物でした
私をナメるな！！と床に叩きつけそうになった。。。（笑

話が逸れましたが、今回GETしたグレーはそれほどまで劣化はしていませんでした。
ちゃんと966のクオリティを持ちつつ、なんだか所々「嗚呼、これでコストダウンしたのね」みたいな。
例えば、先に一寸ふれた【Ｎ】マークもその1つ。



NBの【Ｎ】マークは2000年頃を境にデザインが若干変わっています。
（近年発売のモデルでも完全復刻版の場合は旧デザインが使われているものもあります）
なんだか大きくなって素材も安っぽくなって、下品になった・・と思っていました。私は。
流石に最近は見慣れて、それほど嫌じゃなくなっていたけど、こうやって並べてみると、やっぱり旧デザインが良かったと思ってしまいました。



次に発見した違いは、アッパーの履き口の素材。
初期KJ996は革張りでしたが、中後期は布になっていました。
タンの裏も同じ素材が使われていました。
布になった分、踵のホールド感が若干甘くなった気もしなくないですが、USA仕様は日本仕様に比べて若干細身だし、歩いて踵が浮くような感じは無さそうです。



つか、こう見ると深さも若干違うかも？
写真では分からないけど、踵のロゴの銀の部分も安っぽくなっています。



アウトソールとインナーソールも全然違います。
中後期のアウトソールの方がグリップ力が増して滑りにくくなってるのは知ってるのですが、やぱ初期の方がソール裏にまでデザイン性に拘っていたと思います。
この頃の方が良いデザイナーが居たのかしら？？80年代だったから？？

インナーソールも、初期はモデル固有の立体的な造形だったのに対し、中後期は汎用タイプのものでした。

もっと細かいところまで探したら、まだまだ違いはあるのでしょうが、ざっと「あ。違う。。」と思ったところはそんなぐらい。
でも、やっぱり初期モデルは細部にまで拘りつくされてたよなぁ。。

因みに、今回GETしたこの2足、個人所有ではあったもののデッドストックで2足＆送料合わせても6ｋに満たなかったり。
私的に初期KJ966だったら20ｋまでブッこんじゃうかも？なんて思ってたので、あまりに安価で入手できて嬉しすぎる