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プッシング・デイジー＠AXN

2009-07-15 (Wed) 11:29
エンタメ（映像と音楽）

先週からAXNで放送が始まった『プッシング・デイジー～恋するパイメーカー～』がなかなか良いです。
ポップな色使いが特徴でまるで絵本を開いたような映像美。こう言う演出って映画では多いですが、TVシリーズでは珍しいのではないでしょうか。
ストーリーも一寸ファンタジーで一寸ブラックユーモアで、大人の為の童話と言う感じです。

画像を公式から借りてきてしまったのですが、この2人が何故後で腕を組んでるかと言うと、触れることが許されない二人がお互いの手を握り合ってるのつもりで自分の手を握ってる図なのです。
テキストで説明すると一寸滑稽ですね（笑
（以下めっちゃネタバレ）

主人公ネッドは子どもの頃、自分にある特殊な能力がある事に気づきます。

自分が触れると、死んだものが蘇る

しかし、それにはいくつかのルールがあって

生き返らせたものに2度目に触れた時、永遠の死をもたらす
生き返らせたものに60秒以内に再び触れなかった場合、近くに居るそれ相当の命が代わりに奪われてしまう

このルールにまだ気づいていなかったネッド少年は自分の母親を蘇らせる為、幼馴染で初恋だったチャックの父親を誤って殺してしまう事になるのです。更に、その夜ネッドにオヤスミのkissをした母親も失うことに･･･。この出来事はネッドの心に深く刻まれる事になります。。

そして月日は流れ、大人になったネッドはパイメーカーになり、あの特殊な力はパイに使われる食材には発揮されるものの人や動物には決して使う事はありませんでした。
しかし、ある日一寸した偶然で私立探偵のエマーソン・コッドにばれてしまい、エマーソンは「パートナーになって未解決事件を解決して報奨金を稼ごう」とネッドに持ちかけます。
ネッドは自分の能力を使う事を躊躇いを感じていましたが、その日のTVのニュースに目が釘付けになります。なんとあのチャックが殺されたと言うのです。

初めは事件解決の糸口を聞き出す為に60秒が過ぎる前に再び触れるつもりのネッドでしたが、やはりそう簡単には殺せないのが初恋の君。
ネッドとチャックはたちまち恋におちるのですが触れ合う事が許されないと言う、一寸ロマンチックなお話がこのドラマのメインストーリーです。

このドラマの面白いところは、ただファンタジー＆ラブストーリーだけで終わらないところにあると思います。
私立探偵が絡む事によって、ミステリードラマにもなってるんですよね。
2人の甘～いラブストーリーと、コミカルながらも怪事件を解決していくミステリーがほど良いスパイスになって飽きさせないと思いました。
（本国アメリカでは、打ち切りか継続かのかなり苦しい瀬戸際らしいですが:am01:）

日本語吹き替え版が一寸ミスキャストのような気もしますが、その内慣れるかな？（勿論、字幕版も放送してます）
何はともあれ、心がほんのりあたたかくなるドラマなので、絵本系が好きな方は是非オススメ:**: