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アイ、ロボット

Ⅰ ロボットは、人間に危害を加えてはいけない。
Ⅱ ロボットは、人間から与えられた命令に従服しなければならない。
Ⅲ ロボットは、前掲第一条および第二条に反する恐れのない限り、自己を守らなければならない。

「ロボットが自我を持ち始め、暴走する映画だろう」
その程度に思っていた。(以下ネタバレあり)
物語はロボットの開発者でもあるレニー博士の自殺からはじまる。
彼と交友のあったスプーナー刑事(ウィル・スミス)は博士の死に疑問を持ち調査にのりだす。
容疑者はロボット3原則を持たないNS-5型ロボット「サニー」・・・レニー博士が死ぬ間際に作ったロボットだ。

はたして犯人はサニーなのか?!そしてその裏には利益しか考えない会社がかんでるのか?!

ロボットが自我に目覚めて暴走するような話は昔からあったが、それなりに楽しめる映画だった。
サニーが段々人間くさくなるのだが、これは進化なのだろうか?それとも退化?
人間が生まれて感情を覚え、人を思いやる事ができるようになるのは、学びであり進化と言えるだろう。
しかし、ロボットの場合はどうなのだろう??
人は時に、感情に流されて失敗する事もある。それもまた学びであり進化だと思うのだが、完璧なロボットが感情に流されて失敗したら、やはり退化のような気もする。

「たくさんのロボットが丘を見上げると、そこには1人の男が立っている」

これは物語の中盤でサニーが見た夢だ。この時、丘の上の男はスプーナー刑事。しかし、実際ラストシーンでこの夢と同じ光景で立っているのはサニー自身なのだ。
そのサニーがイエスキリストか何かのように見えたのは、私だけだろうか。
この後、サニーはロボットの指導者になりそうな余韻を残したラスト・・・「アイ、ロボット」は序章に過ぎないのかな。
サニーが良き指導者になるのか悪しき指導者になるのかは分からないが、なんか重い終り方やめようゼ!
人間自身が完成されたものでもないのに(人間に)似せたロボットを作ったってロクな事はおこらんな・・・と思った。


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